
スキー場のリフト係の仕事に興味があるんだけど、具体的にはどんなことをするんだろう?
このような質問に答えます。
この記事を書いている人


この記事では、スキー場リフト係の仕事内容を私自身の体験談から紹介しています。



結論から言うと、難しい業務はないので、未経験者でも問題ないですよ!
スキー場リフト係の仕事内容を体験談から紹介!


スキー場リフト係の仕事内容は以下になります。
- リフト運行の準備
- リフト乗り降りの補助
- リフト周りの雪の整備
- リフトの停止、片付け
- 雪かき(場合による)
- 支柱の雪下ろし(場合による)



一つずつ紹介しますね。
リフト運行の準備
リフト運行の準備では、まず、リフトの電源を入れて正常に動作するか確認します。
リフトが正常に動くか確認しつつ、スタッフもリフトに乗って異常がないかの点検を行なっていきます。
さらに、リフトの周りにポールを設置したり、ロープを張ったりして、お客様が迷わずリフトに乗れるように導線を作ります。
また、お客様が間違って入ってしまわないように、立ち入り禁止の箇所にもしっかりとロープと看板も設置します。



もちろん、担当するリフトにもよりますが、基本的にリフト運行の準備はこんな感じです。
リフト乗り降りの補助
リフトの営業が開始されたら、お客様の乗り降りの補助をしていきます。
慣れているスキーヤーやスノーボーダーであれば、過度な補助はいりませんが、子供や初心者の方であれば、場合によって、リフトを【減速】または【停止】します。
安全第一なので、少しでも危ないと感じれば【停止】するのが良いでしょう。
もしも、リフトを【停止】した場合は、お客様の安全を確保したのちに、アナウンスして運行再開していきます!



ちなみに、リフトの【減速】や【停止】はボタン一つで可能です!
リフト周りの雪の整備
お客様がリフトの乗り降りをしていると、リフト付近の雪が溶けてボコボコになってしまいます。
すると、お客様が足元をすくわれて転倒につながってしまう場合があるため、できる限り整備していきます。
地味な作業ですが、時間があるときに率先して行う業務になります。
リフトの停止、片付け
リフトの営業時間が終了したら、リフトを停止して片付けをします。
この時も、最後にスタッフがリフトに乗って異常がないか点検していきます。
また、リフト運行の準備で行なった『ポール、ロープ、看板』の片付けも行います。
雪かき(場合による)
スキー場のリフト係を行なっていると、稀に大雪が降って支柱の上に雪が積もったり、リフト下の雪が積もって危険な場合があります。


このような場合に支柱の雪を下ろす作業を行ったり、リフト下に積もって危険な雪を掘っていく作業があります。
これはそのシーズンの雪の降り具合にもよるでしょうし、担当するリフトにもよりますが、大雪が降った時は雪かきが必須になります。



雪かきは力仕事になりますが、朝から良い運動になって気持ちいいですよ!
スキー場リフト係の勤務時間を紹介!


スキー場リフト係の勤務時間はスキー場の営業時間と同様になります。
私自身が経験したリフト係の具体的な勤務時間は以下になります。
- 8時〜16時30分
私が経験したリフト係の業務は営業時間が『8時30分〜16時』でした。
なので『7時30分頃』にスキー場へ集合し、リフトに乗って移動して担当のリフトまで移動します。
その後、8時前に担当のリフトに到着し、運行準備を行っていく形ですね。
そして、16時に営業が終了したら、片付けを行なっていき、だいたい『16時30分』くらいに勤務終了します。
具体的には以下のような流れになります。
8時〜8時30分 | リフト運行準備 |
8時30分 | 営業開始 |
16時〜16時30分 | リフト停止・片付け |
勤務が終了したら、各々スキーやスノーボードで滑り降ります。
以上のことから、スキー場リフト係の勤務時間は『リフト営業時間+1時間(朝と夕で30分ずつ)』という考えでOKです。
スキー場リフト係の労働時間は交代制で少し特殊です
上記では、私自身の経験だと『8時〜16時30分』の間、リフト係の業務を行なっていたと書きました。
しかし、実際のところ、労働時間は交代制になるため、実質の労働時間はさらに減ります。
具体的には以下のような流れで働いていました。(営業時間中)
- リフト乗り降りの補助
- リフト周りの雪の整備
- 休憩
- 建物内からリフト乗り降りの目視
【❷のリフト周りの雪の整備】に関しては、綺麗であれば、そこまで時間をかけてやる必要はなく、特に『何分間やりなさい』という指定もないため、『できる範囲で』って感じです。
1時間仕事したら、20分休めるため、実質、休憩時間は1時間以上あります。
また、この20分休憩の時間にお昼も食べることになります。



8時間ハードに働いているわけではないので、割とリフト係のリピート率は高いですね。
スキー場リフト係は残業もできます。
ナイター営業を行なっているスキー場であれば、残業も可能です。


基本的に残業時間は【2時間〜3時間】程度になるでしょう。
なので、スキー場によってはリフト係でも残業できますので、20万円前後稼げる職場もあるかもしれませんね。



ちなみに、私の場合は任意だったので、残業は3ヶ月で2回程度しかしませんでした。
スキー場リフト係のバイトはきつい?経験者が徹底解説!
結論、私の感覚で言うと、スキー場リフト係のバイトはきつくないです。むしろ楽です。
私がスキー場リフト係が楽だと思う理由は以下です。
- 残業がほとんどない(スキー場による)
- 実際の稼働時間は短い(休憩をこまめに取れる)
- 覚えることが少ない
- 強風で待機になることも多い



私自身、スキー場リフト係は上記を理由に楽だと感じました。未経験でも問題なし!
残業がほとんどない(スキー場による)
まず、スキー場リフト係の業務は、スキー場がオープンしている間の仕事になります。
そのため、大前提として、ナイター営業がない場合は、残業がありません。さらに言うと、ナイター営業があったとしても、動かすリフトは限られるので、ナイター営業に稼働するスタッフも限りなく少ないです。
よって、スキー場リフト係で残業するケースはほとんどないです。



残業がないのは魅力の一つ!私は仕事終わりに毎日、ナイターを滑りに行ってました。
実際の稼働時間は短い(休憩をこまめに取れる)
前述しましたが、リフト係はとにかく寒いので、
- リフト乗り降りの補助
- リフト周りの雪の整備
- 休憩
- 建物内からリフト乗り降りの目視
といったルーティンで作業します。
どんなスキー場でも、1時間以上外に立たせて、リフト乗り降りの補助はさせないはず。基本、20分交代なので、実は、多くの時間、小屋の中に入って座っていることが多いです。
また、「休憩がない」というデメリットはありますが、1時間に1回、20分休めると考えると、そもそも1時間休憩よりも長く休憩できるので、トータル、かなり休めています。
仮に8時間勤務だった場合、上記のルーティンを6回繰り返すことになります。
上記のルーティンを6回繰り返すと、20分休憩を6回繰り返すことになるので、『合計.120分(2時間)』の休憩時間を取れていることになります。
さらにいうと、建物内からリフトの乗り降りの目視作業も『合計.120分(2時間)』行っているので、8時間のうち4時間は小屋の中で座っていることになります。
もちろん、準備や片付けの作業もあるので、ここまで単純ではないですが、ざっくりのイメージはこんな感じです。



リフト係は力仕事なイメージを持つ人もいるかもしれませんが、案外、座っている時間が多いです。
覚えることが少ない
リフト係はとにかくルーティンワークなので、覚えることが少ないです。
1度覚えたらあとは繰り返すだけ。覚えることが少ないという点もリフト係のメリットの一つです。
強風で待機になることも多い
上級コースだとあるあるですが、強風を理由に待機になることも多いです。


実際、私自身、上級コースのリフト係で働いていましたが、強風で待機になることが多かったです。
そして、強風が収まらずにそのまま仕事が終わることもありました。
強風で待機になる際は小屋でまったり過ごすので、この点もリフト係の魅力の一つだと思います。



強風がおさまったら稼働再開するので、完全に気を抜くことはないですが、小屋で待機できるのは楽。
スキー場リフト係のバイトでも楽なポジションときついポジションがある話!
上記では、スキー場リフト係はきつくないと紹介しましたが、実は、ポジションによって大変さは異なります。
というのも、想像してほしいのですが『初心者レーンのリフト係』と『上級者レーンのリフト係』どっちが大変だと思いますか?
そうです。初心者レーンのリフト係は大変です。なぜなら、初心者はこけまくるから。
初心者はリフトに乗るのに慣れていないので、よく転びます。その度にリフトを止めるため、常に緊張感があります。
それに加えて、初心者レーンは子供も多いので、さらに緊張感が高まります。



初心者レーンはリフトを停止することが多いため、緊張感があり、結構大変です。
一方で、『上級者レーンのリフト係』は『初心者レーンのリフト係』と比べて、格段に楽です。
なぜなら、上級者レーンのリフトに乗ってくる人は、格段に滑るのが上手いため、まず転ばないです。
そのため、リフト係をやっていても、安心してサポートできます。ぶっちゃけ、『初心者レーンのリフト係』と比べても、緊張感はないです。
私の場合、スノーボードが得意だったため、基本、『上級者レーンのリフト係』を任されることが多かったです。そのため、余計にリフト係は楽なイメージが強いです。



ほぼ滑れない人は、初心者レーンを任される可能性が高いです。初心者レーンを任された場合はある程度覚悟を持って仕事に取り組みましょう!
スキー場リフト係に求められる能力を紹介!
スキー場リフト係に求められる能力は『決断力』だと私は思います。
理由は簡単でリフト係に求められる業務は『安心安全にお客様にリフトを利用してもらう』ことにあります。
なので、例えば、子供がリフトから降りる際に転んでしまったとします。そのときにモタモタしていると次のお客様が来てしまいますので、衝突してしまう恐れがあるんですね。
こういった状況になったときにすぐに【停止】ボタンを押せる決断力が大切になって来ます。
仮に、初心者コースのリフト係を担当した場合は、初心者がたくさんリフトを利用しますから、『危ない』と感じることは多々あります。



そういったときに迷わず、リフトの【減速】や【停止】が押せる決断力が大切だと私は思います。
スキー場リフト係で働く上での注意点を紹介!
スキー場リフト係で働く上での注意点は『防寒対策』といったところですね。
基本的に、スキー場はとても寒いですから、防寒対策はしっかり行なっておきましょう!
また、安全に仕事を遂行することが大切なので『お客様に怪我を負わせない』ことも重要です。
少しでも危険を感じたら、躊躇なくリフトを止める勇気を持ちましょう!
もたもたしてトラブルになるよりは、停止ボタンを押すことの方が最良と言えます!
スキー場リフト係の人間関係を紹介!
私の経験上、スキー場リフト係の人間関係は良好でした。
基本的に、リフトの班長にベテランスタッフがいますので、リゾートバイトのリフト係は班長の指示に従う形ですね。
私自身の経験したリフト係の場合は、班長と副班長がベテランスタッフで残りのスタッフが全員、リゾートバイトでした。
班長
→ベテランスタッフ(30代男性)
副班長
→ベテランスタッフ(30代女性)
部下
→リゾートバイト(5人)



何度か食事会も開きつつ、班長と副班長が年上だったことから、最終的には家族のような関係性になっていました。
まとめ:スキー場リフト係の仕事内容は難しくないので未経験者でも問題なしです!
スキー場リフト係の仕事内容は難しいことはありませんので、未経験者でも問題なしです。
ただ、雪かきは力仕事になりますし、何より安心安全にお客様に利用してもらう必要がありますので、楽な仕事ではありません。
何より、トラブルが起きるのが最も怖いですから、油断は禁物です。
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