
農業バイトに興味があるんだけど、実際どうなの?経験者のリアルな体験談が知りたい。
このような質問に答えます。
この記事を書いている人


私は6月25日から7月31日までの契約で農業の住み込みバイトへ行きました。
期間延長を打診されましたが、結果的には延長することはなく、以下を理由に契約満了して辞めています。
- 1日の労働時間が長い(12時間以上)
- 休みが1日もない
- 給料が低すぎる
- 生活環境が悪い
- 住み込みスタッフへの扱いに不満



ぶっちゃけ、私が働いた農家はめちゃめちゃきつかったです。1ヶ月だから頑張れたけど、3ヶ月だったら絶対に途中で辞めていました。
ただ、農業の住み込みバイトは決して悪いことばかりではありません。
そこで、この記事では、農業の住み込みバイトを実際に経験して感じたメリットとデメリットについて紹介していきます。
また、農業の住み込みバイトへ行く際の注意点についても紹介しているので、農業の住み込みバイトに興味がある人は、ぜひ、参考にしてください。



農業の住み込みバイトは良い面もあれば悪い面もあります。大切なことはメリットとデメリットを正しく理解すること!
【概要】農業の住み込みバイト体験談!1ヶ月間の短期だけ働いた感想!


農家での住み込みバイトの概要はこちら。
勤務先 | 長野県の農家 |
勤務期間 | 6月25日〜7月31日 |
職種 | 農作業(収穫:箱詰:出荷) |
勤務時間 | 4時〜12時 13時30分〜17時30分or18時 |
日給 | 6,500円 |
月給 | 約22万円 |
寮 | 個室 |
寮費 | 無料 |
食費 | 3食無料 |
アルバイトスタッフ数 | 3人 |



私は6月25日〜7月31日まで働きました。
1日のスケジュール
農家の住み込みバイトしていた時の1日のスケジュールは以下になります。
時間 | 仕事内容 |
3時30分〜4時 | 起床して準備 |
4時〜7時 | 畑へ移動。収穫作業開始。 |
7時〜7時30分 | 朝食 |
7時30分〜10時 | 収穫作業開始 |
10時〜11時 | 収穫終了。ズッキーニを入れたカゴをトラックの荷台に積み上げて、農家さんの家に移動。 |
11時〜12時 | 収穫したズッキーニを入れたカゴをトラックの荷台から下ろす。箱詰め作業開始。 |
12時〜13時30分 | 昼食休憩・昼寝 |
13時30分〜16時 | 箱詰め作業 |
16時〜17時 | 箱詰めしたダンボールをトラックの荷台に積み上げて農協へ移動。農協で出荷作業。 |
17時〜18時 | 農家の家に帰宅し、箱詰め作業部屋を軽く清掃。作業終了。 |
18時〜19時 | 夕食 |
19時〜21時 | 風呂・就寝 |
ざっとこんな感じ。
収穫の量などによって作業時間は変動しますが、早く終わった日は草むしりなどの仕事があったので、17時30分よりも早く仕事が終わる日はほとんどなかったです。



最大で20時頃まで働いた日もありました。
そのため、基本、毎日12時間以上労働。
また、休みの日もなかったので、毎日このスケジュールです。



21歳だったからできた仕事だと感じますね。体力的に。
仕事内容
私が働いた農家の仕事内容は、以下の3つです。
- 収穫
- 箱詰め
- 出荷
私が働いた農家さんは主に『ズッキーニ』と『レタス』を栽培していました。
そのため、毎日、『ズッキーニ』と『レタス』の『収穫』『箱詰め』『出荷』作業を行う流れです。
あとは、空いた時間に『草むしり』『箱詰めスペースの清掃』などもありました。
収穫
収穫はその名の通り、農作物を取り入れる作業です。
私の場合は、ズッキーニとレタスの収穫作業ですね。
大きな畑の中、ひたすら、出荷しても良い大きさのズッキーニとレタスを収穫していきます。
収穫方法
ズッキーニ
→切り落としてカゴに入れる
レタス
→切ってダンボールに箱詰め
収穫はだいたい、早朝から開始され、4時〜11時くらいまで取り続けます。



箱詰めの時間もあるので、遅くてもお昼までに取り切る流れでした。
収穫が終わったら、ズッキーニを入れたカゴを軽トラに乗せて、農家さんの家に持って帰ります。
収穫方法自体はとてもシンプルですが、
- ズッキーニを取るときに中腰になる
- カゴを軽トラに乗せる際に腰を使う
という理由から、腰痛持ちにはかなりきつい作業です。



私自身、腰痛持ちなので、かなりきつい作業でした。
箱詰め
『箱詰め』に関しては、収穫作業でカゴいっぱいに取ってきた『ズッキーニ』をサイズ別にダンボールへ梱包して行く作業です。
箱詰め作業に関しては、農家さんの家でひたすらダンボールにズッキーニを入れて行く地道な仕事。
ずっと座りながら作業をするので体力的には楽です。



ラジオを聴きながら黙々と作業していました。
ただ、農協は17時に営業が終了しますので、時間に追われることも多かったです。
出荷
箱詰め作業が終わったら、ズッキーニを箱詰めしたダンボールを軽トラの荷台に乗せて農協へ行きます。
農協で、ズッキーニを箱詰めしたダンボールを渡して、作業終了。
軽トラに乗せたダンボールを農協に降ろすだけなので、だいたい30分〜1時間で終わります。
稼げた金額
稼げた金額は約22万円です。
6月25日〜7月31日まで滞在しましたが、
- 6月25日 → 移動日(着任日)
- 7月31日 → 移動日(帰宅)
だったので、働いた日は6月26日〜7月30日まで。
そのため、勤務日数は35日間です。
日給が6,500円なので、合計.227,500円ですね。(6,500円 × 35日間 = 227,500円)
生活環境
生活環境は良くなかったです。
徒歩圏内には何もなかったですし、外は街灯がほとんどなかったので、夜になると真っ暗になってしまいます。
そのため、夜は出歩けません。



基本、畑と部屋の行き来しかできませんでした。
寮
寮は個室と聞いていたのですが、実際は、大部屋にカーテンを仕切られているだけの部屋でした。
隣の部屋の物音は丸聞こえだったので、実質、個室ではなく相部屋です。
農家さんの家の前のプレハブ小屋のような建物で、部屋の大きさは4畳半程度。
テレビとベッドがあり、冷蔵庫は共有して利用できます。
また、お風呂はなく、簡易性のシャワーが利用可能で、洗濯機は農家さんが『軍手』『作業着』など汚れた衣服を洗う専用のものを使わせてもらっていました。



正直、寮の環境は良いとは言えませんでした。簡易性のシャワーも時々お湯が出なくなるし、かなりストレス。
食事
食事は3食無料でした。
朝食
→おにぎり、漬物
昼食
→カレー、パスタ、牛丼など
夕食
→そば、カレー、牛丼など
朝食は、お兄さんの奥様が作ってくれる『おにぎり』と『漬物』です。
農作業で作れた体にはぴったりの食事でした。



広大な畑を見ながら食べる朝食(おにぎり・漬物)は最高!
ただ、昼食と夕食に関しては、レトルトや冷凍の食事が多く、正直、満足はできませんでした。
夕食が
- 「そーめん」のみ
- 「焼き鳥3本」と「白飯」のみ
という日もあり、正直、食事面は不満。



12時間働いた夕食がそーめんだけって、かなりつらい。
人間関係
農家の住み込みバイトでの人間関係は良好でした。
農家で働いて出会ったアルバイトスタッフはこちら。
- フリーター(20代前半の男性)
- フリーター(20代後半の男性)
一人は大学卒業後、ニート生活を経て農家へ来た男性で、一人は実家が農園を運営している20代後半の男性。
二人とも良い人だったので、仲良くなれました。



私は1ヶ月で辞めましたが、残りの二人は3ヶ月間働いています。
また、農家さんの家の人は以下のような感じです。
- お父さん
- お母さん
- お兄さん
- 時々帰って来て手伝う妹さん
- お兄さんのお嫁さん
- お兄さんの子供
基本的には『お父さん』『お母さん』『お兄さん』の3人が農作業をする感じで、お兄さんに関しては公務員をやりながら農作業をしていました。



時々、お兄さんの友人も手伝いに来ていました。
応募から採用までの流れ
私は6月にタウンワークでアルバイト求人を探していた際、農家の求人を見つけて応募しました。
もともと農作業に興味を持っていたので、電話で応募し、その後、履歴書を送付!
すると、すぐに合格が出て、移動日と持ち物の確認をしました。



応募から合格まで1週間ほどで決まりました。
持ち物は以下です。
- 汚れても良い服、動きやすい服
- 運動靴
- サンダル
基本的には、動きやすい服装があればOKで、軍手等は農家さんが用意してくれました。



ちなみに、サンダルは農家さんの家で箱詰めする際の移動で使用しました。運動靴だと履くのに時間がかかるため、サンダルの方が楽だという理由です。
初日の流れ
初日は、事前に準備していた荷物を持って予定通り、出発します!
最寄駅に到着したら、農家さんが車で迎えに来てくれ、初日は農家のお母さんから仕事の説明や寮の説明を受けて終了。
そして、次の日から仕事開始です。
最終日の流れ
最終日は、仕事が終わった後、農家のお母さんが今までの給料を渡してくれます。
私が働いた農家の場合は、現金手渡しでした。
給料を受け取ったら、最寄駅まで車で連れて行ってくれ解散です。
【口コミ評判】農業の住み込みバイトへ行って良かったこと!


農業住み込みバイトへ行って良かったことは以下です。
- 農作業が体験できた
- 農作業のノウハウが知れる
- 仕事内容がシンプルで簡単
- 健康的な体になる
- 生活費が無料



一つずつ紹介しますね。
農作業が体験できた
農家の短期住み込みバイトへ行って良かったことは『農作業が体験できた』ことですね。
私は『人生で一度は農家で働いてみたい』と考えていたので、一つ夢が叶ったのは良かったことの一つです。



体験してみて、想像と現実の違いも理解できたし、本当に良い経験ができたと感じています。
農作業のノウハウが知れる
農家の住み込みバイトをすると、
- 農家で稼ぐ方法
- 農作物の育て方
を勉強することができます。
特に、家族で運営しているような農家であれば、気軽になんでも聞くことができます。
実際、私が働いていた農家では、一緒に働いていた短期バイトの男性が農家のお兄さんに『農作業のノウハウ』をいろいろと聞いて勉強していました。



農家のお兄さんも、自分の畑を手伝ってくれるバイトに対しては、優しくなんでも教えてくれていました。
この経験から、農家の住み込みバイトは『農作業のノウハウが知れる良いバイトだな』と感じました。
私は農作業に興味はあったものの、農家になりたいとは思っていなかったので、そこまで突っ込んだ質問はしませんでしたが、『農家になりたい』と考えている人は、『農家の短期住み込みバイトでお金を稼ぎつつ、野菜作りのノウハウが聞ける』ので、とても良い環境だと感じます。



家族経営の農家さんだと仲良くなれるので、いろいろ聞ける可能性が高い!
仕事内容がシンプルで簡単
私が働いた農家の仕事内容はシンプルで簡単です。
毎日、『収穫』『箱詰め』『出荷』のみなので、特に難しい業務はありません。
『仕事を覚えるのに時間がからなかった』という点は良かったことの一つですね。



農家の仕事は体で覚えるのみ!体力勝負です!
健康的な体になる
農家で働くと健康的な体になります!
理由は、農家で働くと、
- 早寝早起き
- 農作業で適度な運動
- 3食バランスよく摂取
という生活が送れるからです。
『早寝早起きで、日中はハードに体を動かし、3食バランスよく食事が取れる』ので、嫌でも健康体になります。



私は3時半に起きて、21時前には寝てました。というより、普通に疲れすぎて起きてられないって感じです。
生活費が無料
私が働いた農家は、
- 部屋代無料
- 食費無料
- 交通費全額支給
と生活費が一切かかりませんでした。
『生活費が1円もかからない』という点も良かったことの一つです。



稼いだお金は全て貯金可能。休みはないし、使う場所もないので、ひたすらお金が貯まります。
【口コミ評判】農業の住み込みバイトへ行って大変だったこと!


農業住み込みバイトへ行って大変だったことは以下です。
- 労働時間が長い
- 労働時間の割に給料は低い
- 生活環境が悪い
- 一緒にいすぎて人間関係が悪化
- 腰痛持ちはきつい



一つずつ紹介しますね。
労働時間が長い
私が働いた農家の1日のスケジュールは以下です。
時間 | 仕事内容 |
3時30分〜4時 | 起床して準備 |
4時〜7時 | 畑へ移動。収穫作業開始。 |
7時〜7時30分 | 朝食 |
7時30分〜10時 | 収穫作業開始 |
10時〜11時 | 収穫終了。ズッキーニを入れたカゴをトラックの荷台に積み上げて、農家さんの家に移動。 |
11時〜12時 | 収穫したズッキーニを入れたカゴをトラックの荷台から下ろす。箱詰め作業開始。 |
12時〜13時30分 | 昼食休憩・昼寝 |
13時30分〜16時 | 箱詰め作業 |
16時〜17時 | 箱詰めしたダンボールをトラックの荷台に積み上げて農協へ移動。農協で出荷作業。 |
17時〜18時 | 農家の家に帰宅し、箱詰め作業部屋を軽く清掃。作業終了。 |
18時〜19時 | 夕食 |
19時〜21時 | 風呂・就寝 |
毎日、上記のようなスケジュールで生活していたため、かなりハード。
- 毎日、労働時間が12時間以上
- 休みが1日もない
あまりに大変だったため、眠くて21時以降は起きてられませんでした。



休みがないと息抜きができないので大変。
また、出荷が早く終わった日は、
- 草むしり
- 箱詰め作業のスペースの清掃
- 箱詰め作業で使うダンボールの用意
といった仕事があり、17時30分より前に終わる日はほとんどありません。
17時30分より前に終わる日はないのですが、一方で、夜な夜な収穫や草むしりの作業を頼まれたことがあり、終わりが19時〜20時だったこともあります。



特に『休みがない』と息抜きができないので、地獄。
この『労働時間が長い』というのは大変だったことの一つです。
労働時間の割に給料が低い
私が働いた農家は『労働時間が長い割に給料が低い』です。
というのも、私が働いた農家は日給制。
日給6,500円なので、どんなに働いても、1日6,500円しかもらえません。
実際、私は1日平均で12時間働いていましたが、日給6,500円です。



時給計算すると541円ですね。驚愕の低さです。
もし仮に、時給1,000円の職場で12時間働いていたら、13,000円ですよ。
計算式
時給1,000円 × 8時間 = 8,000円
時給1,250円(残業時間25%UP) × 4時間 = 5,000円
合計.13,000円
私は6月26日〜7月30日までの35日間働いたので、合計.227,500円稼ぎましたが、もし仮に、時給1,000円で35日間働いていたら、合計.455,000円稼いでいたことに。
計算式
日給13,000円 × 35日間(勤務日数) = 442,000円



今更こんなことを考えても意味がないですが、やはり、日給6,500円で12時間働くのは割に合わない。
もちろん、普通の職場であれば、休みなく働くなんてありえないので、上記の計算にはあまり意味がないですが、それでも、『休みなく働いた割には給料が低い』と感じます。
『農業に興味がある』『将来農業の仕事がしたい』という人にとっては良いかもしれませんが、『お金が稼ぎたい』と考えている人にとっては向かない職場だと言えますね。
生活環境が悪い
私が働いた農家は『生活環境も悪かった』と感じています。
徒歩圏内には何もないので、『畑と部屋の行き来』しかできませんでした。
そんな中、さらにストレスだったのが以下です。
- 食事が少ない
- 風呂は簡易性のシャワーのみ(時々お湯が出ない)
- 洗濯機は農家さんが『軍手』『作業着』など汚れた衣服を洗う専用のもの
- 個室寮と言いつつ、カーテンで仕切られているだけ



一つずつ紹介します。
食事が少ない
一番辛かったのは食事ですね。
体力を使う仕事ですし、当時、私は21歳と若かったので、夕食が『そーめん』だけの日があった時は絶望しました。
朝食と昼食は普通に食べれましたが、夕食は時々、『そーめん』だけ『焼き鳥3本と白飯』だけという日があり、だいぶ辛かったです。



嘘だろ。12時間も働いたのに、夕食、そーめんだけかよ。



こんなんじゃお腹いっぱいにならないよね。とうとう、お母さん手抜きしてきたか・・・



おかず調達したいけど、外真っ暗だよ。外出は不可能だから諦めるしかない。せめて徒歩圏内にコンビニがあれば・・・
このような感じで、夕食はハズレの日がありました。
食事は農家のおかあさんが作ってくれるのですが、明らかに手抜きな日がありましたね。
ちなみに、朝食と昼食は以下のような感じです。
朝食
→おにぎり2つ〜3つ+漬物
昼食
→パスタ、牛丼、カレーなど



昼食はだいたい、冷凍やレトルト。
正直、この量は少ないので、『おかずだけ買いに行こう』と思っても、近くの商店はすぐに閉まってしまいます。
移動手段もなく、なおかつ、あたりは街灯も少ないので、夜の移動は困難。
というわけで、食事面はかなりキツかったです。
開始10日で、『この生活は1ヶ月で満足だな』と感じました。



こんな生活環境の中、休みは1日もないですからね。大変です。
風呂は簡易性のシャワーのみ(時々お湯が出ない)
お風呂は簡易性のシャワーのみでした。
つらいのは、時々、お湯が出ない時があることです。



髪の毛洗っている時に、いきなり水になるのは最悪すぎる。
この簡易性のシャワーを三人で回して使うわけですが、朝は顔を洗うのに取り合いになったり、夜もシャワーはじゃんけんで順番を決めます。
正直、1日中、農作業して泥だらけになっているわけですから、お風呂に浸かりたかったです。



簡易性のシャワーでは疲れが取れない。
洗濯機は農家さんが『軍手』『作業着』など汚れた衣服を洗う専用のもの
洗濯機は農家さんが『軍手』『作業着』など汚れた衣服を洗う専用のものを使っていました。
無料で利用させてもらっているので、文句は言えないのですが、個人的に少し不満に感じた点ですね。
『農家さんが汚れた作業着だけ洗う洗濯機で、住み込みバイトは下着を洗う』わけなので、個人的に少し抵抗がありました。



汚い洗濯機しか利用できないことに農家の家族と少し距離を感じました。
個室寮と言いつつ、カーテンで仕切られているだけ
求人には『個室寮』と記載されていたのですが、実際に行ってみると、大部屋をカーテンで区切っているだけでした。
そのため、実際は個室と言えるようなものではなかったです。
建物自体も、プレハブのような寮で広いわけでもなく、広さは一人、4畳程度。
カーテンで区切っているだけなので、物音は聞こえますし、気を使ってまともにテレビも見れない状況。
もともと個室だと求人票に記載されていたからこそ、部屋は残念でした。



1ヶ月間だったから生活できましたが、2ヶ月以上は厳しい。
一緒にいすぎて人間関係が悪化
毎日12時間以上働く中で、
- 食事が少ない
- 風呂は簡易性のシャワーのみ(時々お湯が出ない)
- 洗濯機は農家さんが『軍手』『作業着』など汚れた衣服を洗う専用のもの
- 個室寮と言いつつ、カーテンで仕切られているだけ
という状況。
なおかつ、住み込みバイトは常に行動を共にします。
すると、不思議なことに、最初は仲が良かったのに、徐々に関係が悪化。



毎日過酷労働で大変なのに、プライベートな時間がないのはきつい。みんなストレスでイライラしてくる。
2ヶ月目以降から、徐々に仲が悪くなり、気づいたら口をきかなくなってしまいます。
実際、私は1ヶ月で終わりましたが、2ヶ月目以降も残った二人は、不仲になっていました。



私がいた時は三人とも仲よかったです。
二人は3ヶ月間、農家の短期バイトを続けていたのですが、毎日12時間以上、休みなく働いたので、かなりストレスが溜まっているようでした。
寮の中は、カーテンで隔てられているだけなので、実質プライベートな時間はありません。
プライベートな時間が全くなく、なおかつ、休みなく3ヶ月間ずっと一緒に働いていたわけなので、関係が悪化するのも無理ないですよね。



あんなに仲が良かったのに・・・
以上のことから、農家で働く場合、生活環境は超重要だと感じました。
おそらく、農家の仕事でも、しっかり休みがあって、息抜きの時間も確保できれば、問題なく働けたと思います。
しかし、どんなに仲が良くても、このような過酷な環境だとストレスが溜まって関係が悪化しますよね。



私が終了した後、『些細なことで喧嘩した』と連絡があって驚きました。
腰痛持ちはきつい
農作業は『腰痛持ち』だときついです。
というのも、農作業は中腰になって野菜を収穫したり、7kg〜8kgほどのカゴやダンボールを上げ下ろししたり、とにかく腰にきます。
農作業は体力勝負なのですが、体力があっても腰痛持ちだと、かなりきつい作業になりますね。



腰痛持ちにはオススメできない仕事です。
【口コミ評判】農業の住み込みバイトへ行って不満に感じた点!


私は当時21歳だったこともあり、「農業の住み込みバイト=アットホームで自然と共に生活できる」みたいなことをイメージしていました。
農家さんは優しくて、毎日8時間健康的に働けて、多少時給が低くても問題なく楽しい生活が送れるのではないかと。
そんなことを考えていました。
しかし、現実は違っていて、
- 求人票には1日8時間と記載されていたけど、実際は12時間以上の労働
- 求人票には週休2日制と記載されていたけど、休みは1日もない
- 食事は基本レトルト
- 仕事以外で農家さんと関わるっことはほとんどなく、部屋はプレハブ
- 風呂は簡易シャワーで洗濯機は農家が軍手や作業着を洗うもの
と過酷な生活環境でした。
人によっては「それでも生活費はかかっていないわけなんだから贅沢言うなよ」と思うかもしれませんが、リゾートバイト経験者から言うと、「いや、もっと良い環境でしっかり働ける勤務先たくさんある」というのが正直なところ。
何より悲しい気持ちになったのは、農家さんと住み込みバイトの間で明確な線引きがあったこと。
今思えば当然といえば当然なのですが、プライベートな時間はしっかりと線を引かれます。
それに加えて、私の個人的な感覚ですが「住み込みバイトへの扱いが雑」だなと感じてしまいました。
農家さんの住み込みバイトに対する扱いが雑だと感じたこと
私が農業の住み込みバイトを行なっていて「扱いが雑だな」と感じた点は以下です。
- 住み込みバイトの夕食と農家さんの夕食は同じじゃない
- 洗濯機は農家さんの軍手と作業着を洗うようの洗濯機を使用
- 農家さんのお兄さんが中国人の悪口を言う(当時の住み込みの中国人の労働環境は結構ひどい)
- お母さんが頑張った人には給料を上げると提案してきたが雀の涙すぎてモチベーションが上がらない
- 住み込みバイトは超低賃金だけど、農家さんは儲かっている現実(お兄さんは外車に乗っている)
住み込みバイトの夕食と農家さんの夕食は同じじゃない
私が働いていた農家さんでは、お母さんがプレハブに夕食を持ってきてくれます。
ただし、前述しましたが、その夕食はレトルトが多く、満足できるものではありませんでした。



夕食を無料で支給してもらえるだけありがたいのですが、一緒に働いていた住み込みバイトのスタッフもみんな不満に感じていました。
そんな中、「住み込みバイトの夕食が「焼き鳥3本と白米(おかわりなし)」という状況にも関わらず、農家さんの家からは「めちゃ良い匂いがする」なんて日も多々ありました。
痺れを切らした私たちはおかずを調達しようと試みましたが、そもそも近くの商店は夕方に閉店。
コンビニは徒歩圏内になかったので、バイクで来ていたスタッフが買いに行こうとしましたが、夜になると明かりが一切なく、移動も困難。
「真っ暗な畑道をバイクで移動するのは危険すぎる」という理由で、結局、おかずの調達はできませんでした。
このような状況から、住み込みバイトのスタッフと農家さんの夕食の格差に不満を感じることがありました。



一緒に働いているのに、住み込みスタッフはレトルトで、農家さんは家で美味しいご飯を食べているのはなんだか悲しい。。
洗濯機は農家さんの軍手と作業着を洗うようの洗濯機を使用
私が働いていた農家さんでは「洗濯機は農家さんの軍手と作業着を洗う専用の洗濯機」を使用していました。
これが地味に悲しくて、我々は当然、この洗濯機で下着やタオルも洗濯します。
しかし、この洗濯機は普段、農家さんが泥まみれになった作業着と軍手を選択する専用の洗濯機。
別にいいんですけど、なんだか悲しい。
実際、シャワーを浴びて洗濯しようかなって時に農家さんの軍手と作業着を洗いっぱなしで放置されている状況とか見ると、結構ストレスに感じました。



毎年、3人程度、住み込みスタッフ雇うなら専用の洗濯機くらい買ってほしいところ。
農家さんのお兄さんが中国人の悪口を言う(当時の住み込みの中国人の労働環境は結構ひどい)
「農家さんは穏やかで優しい人」と私は勝手な印象を抱いていましたが、実際のところ、そんなことはないです。
それはそうですよね。「農家さん=みんな穏やかで優しい」なんてことはありません。
ただ、私は農家で働く前はなぜか勝手にこのようなイメージを持っていました。



ドラマとかCMの影響かな。
実際、私が働いた農家さんのお兄さんは、近所の農家で働く、住み込みの中国人スタッフに対して、日本語で悪口を言っていました。
「あいつらには近づかない方が良い」みたいなことを言っていて少し悲しい気持ちになりました。
ただし、実際のところ、中国人スタッフ同士で殴り合いの喧嘩があったり、野生の動物を勝手に取って食べたりすることもあったそうで、その村ではちょっと問題になったこともあったようです。
とはいえ、同じ村の同じ業界で働く仲間なので、汚い言葉使いを使われると、少し抵抗感がありました。



実際、近所に住んでいた中国人スタッフはめちゃ狭い部屋に8人くらい詰め込まれていて、労働環境は整っていないように感じました。あの部屋で3ヶ月以上生活していたら喧嘩もするだろうなと感じます。
お母さんが頑張った人には給料を上げると提案してきたが雀の涙すぎてモチベーションが上がらない
私が働いた農家は日給6,500円で1日12時間以上働きます。



1日12時間労働で計算すると、時給わずか541円。
当時、私含めて3人いた住み込みスタッフは明らかに不満を感じていました。
そんな中、お母さんが「ズッキーニをいっぱいに入れたカゴ1個につき日給50円UP」を提案!
ただ、1日に取れるカゴはせいぜい10個〜12個くらい。仮に超頑張って13個取ったところで650円です。



つまり、この1個のカゴにつき日給50円UP制度が始まってから日給が「500円〜650円」くらいまで上がりました。
この制度が始まってから日給が7,000円前後まで上がったのですが、1日12時間働いた場合の時給は583円。
「いやいや。。それでも低すぎない?」というのが当時の私の正直な感想。
この提案を聞いた私含めた3人の住み込みスタッフは「あの制度じゃ全然割りに合わないよね。」「せめて100円UPくらいしてもらわないと全然嬉しくない」と愚痴が止まりませんでした。
この提案をしてきたお母さんは「これで不満ないでしょ」みたいな感じでドヤってましたが、私たち住み込みスタッフからすると「いや。これで満足すると思っているの?バカにしているの?」と感じてしまったのが正直なところ。



モチベーションが上がるどころか、悲しい気持ちになって、むしろモチベーションは下がりました。
住み込みバイトは超低賃金だけど、農家さんは儲かっている現実(お兄さんは外車に乗っている)
地味に嫌だったのは、私たちの給料は超低賃金だったけど、農家さんはかなり儲かっているということ。
雇われている身なので仕方ないですし、農業で使う機会はかなり高額なので、ある程度蓄えておく必要があります。
それに加えて、災害などがあれば、いつ収入が減るかもわからない不安定な職業。
そのため、儲かっていると言っても、蓄えておく必要はあると思います。
それはわかっているのですが。。農家のお兄さんが外車を乗り回している姿を見ると、「いや〜12時間働いているんだから、せめて日給1万円にしてよ〜」「夕食、焼き鳥3本は少なすぎないか〜」と不満を感じてしまう。
また、出荷する際に箱詰めした段ボール1つにつきの値段を教えてもらったことがあるのですが、それを計算したら、3ヶ月で数千万円稼げる計算が成り立ったのを覚えています。(ちょっと値段を忘れてしまったので、計算は定かではない。ただし、3000万円くらいは余裕で儲かっていた気がします)
いや、「災害も起こるし、農業で使う機会が高いものだと数千万円するものもあるから仕方ない」というのはわかるんですけどね。
なんだかこの点も不満に感じてしまった点です。



ほぼ愚痴になってしまいましたが、使い捨てにされている気分がして悲しかったです。
最初の1週間は最高に楽しかった農業の住み込みバイト生活!期間満了までの流れ!


農業の住み込みバイトは最初の1週間は楽しかったです。
最初の1週間は住み込みバイトスタッフが私一人だったということもあり、部屋は完全個室。
仕事はきつかったですが、21歳と若かったこともあり、結構動けて、農家のおかあさんやお兄さんに「こんなに動ける人は今までいなかった」「今までで一番優秀」と褒められて嬉しかったです。
また、日の出とともに仕事を開始し、朝7時に大自然を見ながら食べる朝食は格別でした。



大自然を見ながら食べるおにぎりと漬物は美味しすぎる!
1週間経過して雲行きが怪しくなってくる
最初の1週間は楽しかった農業の住み込みバイト。
ただ、さすがに1日12時間以上の労働が1週間続くと体力的にきつくなってきます。
そこで疑問に感じる「あれ?休みないのかな?毎日当たり前のように明日もよろしくって言われるけど。。」という点。
今思えば「休みないんですか?さすがに体力的にきついです」と言えばよかったのですが、当時は「みんな毎日働いているし、自分だけ休めない」「そもそも、自分だけ休みたいです。とか言える空気感じゃない」という感じがあって言い出せませんでした。



全然休みないし、労働時間長いし、なんか求人票に記載されていた内容と全然違うぞ。
さらに、1週間経過すると、新しい住み込みバイトスタッフが2人追加。
最初は仲間が増えたのが嬉しかったのですが、一方で、完全個室だった部屋は相部屋のような感じになってしまいました。
それに、全員休みなく同じ条件で働くため、24時間常に一緒。
最初は仲が良くても、休みなく働いていて疲れているため、ストレスが溜まり、イライラしてきて、相手の嫌な部分も見えてきます。



休みがない上に一人になれる時間もないのはきつい。
冷静に考えたら過酷すぎる
正直、2週間経過した段階で「もう辞めたい」って思ってました。
休みなしで1日12時間以上の労働が、まだまだ続くのか。そして、休みは1日もないのかと絶望していました。
ただ、私の唯一の救いは1ヶ月間の短期という点。私の後に入った2人は3ヶ月間の勤務だったのですが、私だったら2ヶ月間でも続けられないですね。おそらく途中で辞めています。



特に私の場合、農業の勉強をしたかったわけでもないので、モチベーションの維持が大変。
モチベーションが下がると、仕事にもムラが出ます。
結果、お兄さんには「フリーマンさん。ちょっと今日動き良くないな。頑張ろうよ」と声をかけられてしまう始末。
自分の中では全力でやっているつもりですが、心の中で「これいつまで続くの?さすがにしんどいな」と考えながら仕事をしていると、動きが鈍っていくのでしょう。



サボっている自覚はないけど、お兄さんから見たら、動きが遅くなってたんだろうなと思います。
期間延長を打診されるも迷うことなく断る
私は7月31日まででしたが、期間延長を誘われました。
しかし、迷うことなく断りました。さすがにキツすぎます。
後日談:私の後に入った人は夜逃げした話
私は7月31日で終了しましたが、その後、私の後に一人、住み込みバイトで男性が入ったらしいですが、ある日突然、夜逃げしたらしいです。
働き始めて1週間の出来事だったとか。
朝起きたら、いなくなっていて、置き手紙が置いてあり、辞めることが書いてあったそうです。
おそらく、夜にこっそり家を出て、最寄り駅まで歩いて帰ったのだと思います。
かなり田舎ですし、駅まで結構歩くはずですが、頑張って逃げ出したのでしょう。ただ、気持ちはわかります。
そして、この話を後日、仲良くなった二人に電話で聞いた際、私は「やっぱりそうだよね。続けるのきついよな」と感じました。
後日談2:夜逃げした人の代わりに入った人は休みをもらっていた
夜逃げした人の代わりに入った人は、交渉の末に月に2回〜3回ほど、休みをもらっていたそうです。
やはり、毎日働き続けるのはきつかったようで、交渉の末に休みをもらうようにしたのだとか。
私は1ヶ月で終わったので、走り続けましたが、3ヶ月以上やるなら、当然、休みは必要。しかし、残念なことに、そんな彼も途中で辞めています。
ただし、彼の場合は夜逃げではなく、しっかりと辞めることを伝えて辞めたそうです。



夜逃げした人の代わりに入った人も結局途中で辞めています。
農業の住み込みバイトを辞めた後は普通の仕事が楽に感じる話!
農業の住み込みバイトを辞めた後、私は再びリゾートバイトへ行きました。
8月から1ヶ月間、群馬県のホテルで「バイキングレストランの接客業務」の仕事に就いたのですが、農業を経験したことで、異常に楽に感じました。
1日8時間で仕事が終わるし、時給1,000円しっかりもらえるし、寮は個室で自分の時間もバッチリ作れる。
何より、1日3食、ガッツリご飯が食べられるのも嬉しかったです。



農業がきつすぎた結果、普通の仕事が楽に感じる。
仕事以外の時間もたくさん取れるので、派遣スタッフ同士仲良くなって遊びにいくこともありました。
そんな時、農業の住み込みバイトスタッフのことが気になり、電話したことがあったのですが、
- 私と一緒に働いていた2人の住み込みバイトスタッフの関係が悪化していた
- 私の代わりに入った住み込みバイトスタッフは夜逃げしていた
- 私の代わりに入った住み込みバイトスタッフの代わりに入ったスタッフも辞めていた
とカオスな状況でした。
何より、私と一緒に働いていた2人が仲悪くなっていたのは残念。
ただ、2ヶ月間以上、24時間一緒にいたらどんなに仲の良い関係性でも、ストレスだろうなと思います。



二人に電話した時、お互いがお互いの不満をぶちまけてた時はちょっと驚きでした。あんなに仲が良かったのに。。
また、私の代わりに入った住み込みバイトスタッフは1週間で夜逃げしたそうです。
まあ、あの労働環境なら夜逃げしたくなる気持ちはわからなくもない。
さらに、衝撃なのは、夜逃げしたスタッフの代わりに入ったスタッフも途中で辞めていたこと。
その彼はしっかりと辞めることを伝えて辞めたそうですが、改めて、「やっぱりきついよね」と再確認。



このような話を聞いて、正直、「途中で辞めて良かったかも」と思っていまいました。
農業住み込みバイトは地方移住して農業を始めたい人におすすめな話!
農家の短期住み込みバイトは地方移住して農業を始めたい人におすすめです。
理由は以下ですね。
- 農業の理想と現実の違いを肌で感じられる
- 農業の勉強ができる
- 現地で関係性が築ける



一つずつ紹介します
農業の理想と現実の違いを肌で感じられる
農業を始める前って、『農業やりながらゆっくり生活したいな』と考えている人が意外と多いです。



都内の生活は疲れた。地方へ行って農業やりながらゆっくり生活したいな。
実際、私もそう考えていましたし、この記事を読んでいるあなたも、このような考えを持っていませんか?
ただ、農家の住み込みバイトで農業を経験すると、理想と現実の違いに驚きます。
実際、私は農家で働く前、『農業やりつつ大自然に触れて息抜きしよう』と考えていましたが、現実はというと、1ヶ月経過した時には、あまりの大変さに悲鳴をあげていました。
理想
自分のペースで野菜を育てながらスローライフ
現実
毎日、時間に追われながら『収穫』『箱詰め』『出荷』の無限ループ。休みなく毎日12時間労働。
実際に働いてみてわかる農業の大変さ。農業がいかに大変できつい仕事かが把握できます。
そのため、もしも、農業未経験にも関わらず、『地方移住して農業を始めたい』と考えている人がいれば、まず、農家の短期住み込みバイトからお試しで始めてみてください!



実際に、短期で働いてみて、理想と現実のギャップを知っておきましょう!地方移住はそれからでも遅くないです。
農業の勉強ができる
農家の住み込みバイトは農業の勉強ができます!
というのも、農家で働き、農家さんの家族と仲良くなれば、農作業のノウハウを直接教えてもらうことが可能。
場合によっては、どれくらいの規模ならいくらくらいかかるかなど、農業の始め方について具体的な話も聞けるかもしれません。
『将来、農家になりたい』と考えている人は、勉強しながらお金を稼ぐことができるので、最高の環境だと言えます。
特に農業の知識が浅い人は、住み込みバイトしながら勉強した方が良いです。



私は農家になるつもりはなかったので、賃金の低さに悲鳴をあげていましたが、「無料で勉強できる」って考えれば、農家で働くのは全然あり!
現地で関係性が築ける
もし、この記事を読んでいるあなたが、『将来、地方移住して農業を始めたい』と考えているなら、間違いなく、農家の住み込みバイトはおすすめです。
理由は『現地の家族と関係性ができれば、地方移住がスムーズだから』ですね!
- 住み込みバイト先の農家の家族と仲良くなる
- 移住した時に知り合いがいると話が早い
- 仲良くなった農家の家族がいろんな人を紹介してくれる
農家の住み込みバイトをすると、農家の家族と仲良くなることができます。
農家の家族と仲良くなれれば、現地のコミュニティにスムーズに入れる可能性が高まります。



現地の人と仲良くなれれば、地方移住はスムーズ。
また、地方移住して農業を始めるなら、以下の流れが最も自然だと感じます。
興味のある移住先で住み込みバイトする
⬇︎
住み込みバイト先の家族と仲良くなり、『移住したい』ということを伝える
住み込みバイトしつつ、農家の家族と仲良くなって『移住して農業を始めたい』ということを伝えれば、場合によっては協力してくれる可能性がありますよね。
いきなり全く知らない場所へ移住し、農業を始めるより、このように『お試しで働きに行って、やっていけそうだったら、移住の相談をする』という流れが最もリスクがなく、かつスムーズだと思います。
実際、地方移住では「移住先で孤立した」「思っていた場所とは違った」という理由で失敗する人も多いので、事前に下調べの意味も込めて、住み込みバイトしてみるのは、かなり合理的。



現地の人とのコミュニケーションが上手くいかなくて地方移住に失敗する人は多いです。
もし、この記事を読んでいるあなたが、『将来、地方移住して農業を始めたい』と考えているなら、上記のやり方も一つの方法として検討してみてください!
いきなり移住して、現地の人と仲良くなれなかったら地獄なので、まずはお試しで始めてみるのが良いかと思いますね。



お試しで始めて、現地の特性や人間関係を把握しておくと移住がスムーズです。
農業住み込みバイトへ行く方法!
農家の短期住み込みバイトへ行く方法は以下の2つです。
- リゾートバイトの派遣会社を利用する
- 農業に特化した求人サイトを利用する
リゾートバイトの派遣会社を利用する
リゾートバイトの派遣会社を利用して農家で働く方法は以下です。
- リゾートバイトの派遣会社に登録する
- 派遣会社に希望条件を伝えて求人を紹介してもらう
- 紹介してもらった求人の中から最も希望条件に合うものに応募する
まずは、派遣会社に登録し、『農業』の求人を紹介してもらいます。
希望条件に合う農家の求人が見つかれば応募!
登録もWEBで完結しますし、面接も電話でできますので、採用までのスピードが早いです。



最短3日間で採用が決まります。
農業に特化した求人サイトを利用する
農業に特化した求人サイトは以下です。



上記の求人サイトなら、アルバイトから正社員まで幅広い雇用形態の求人がチェック可能。
もしも、上記の求人サイトを利用して農業の住み込みバイトへ行くなら、最低限、以下の条件は必ずチェックして応募しましょう!
- 勤務期間
- 休日の日数
- 勤務時間(残業の有無)
- 寮の環境
- 食事環境
- 交通費の有無
特に、住み込みバイトで働く場合は、生活環境が超重要になるため、疑問点は全て解消してから応募しましょう!



行ってから『話が違う』ってことになると大変なので、しつこいぐらい事前確認しておいた方が良いです。
農業住み込みバイトへ行く際の注意点!
農家の短期住み込みバイトへ行く際の注意点は以下です。
- 求人票の確認に加えて、口頭でも条件を再度確認する
- 日給ではなく時給の方が失敗がない
- 小規模農家よりも大規模農家の方が失敗がない
- 初心者は短期から始める
- ある程度の覚悟をしておく
- 周辺環境はGoogleマップでチェックしておく
求人票の確認に加えて、口頭でも条件を再度確認する
私が農業の住み込みバイトへ応募した時はタウンワークを利用しました。
タウンワークの求人票には、
- 週休二日制
- 1日8時間
- 寮は個室
と記載されていましたが、実際は1ヶ月間休みなしの1日12時間以上の労働。
部屋も個室とはいえ、カーテンで区切られているだけなので、実質、相部屋のようなもの。



12畳の部屋にカーテン設置してるだけじゃん。これは個室というのか?
このような状況で、タウンワークの求人票に書いている内容と実態があまりにも違いすぎて驚きました。
そのため、もしも、派遣会社を利用せず、直接、求人サイトや求人雑誌から農業の住み込みバイトへ応募する際は、求人票に書いてある内容を鵜呑みにせず、電話した際に、再度、記載している内容を確認した方が良いです。
実際、農家さんはタウンワークに求人出しているけど、求人票の内容をそこまで細かく書いてなかったりします。



もちろん、農家によるんでしょうけど。テキトーな農家はテキトーに記載しちゃっている可能性があります。実際、私は記載内容が全然違いましたからね。
農家さんって「夏の期間だけだから」という理由で毎日休まず1日10時間以上働くのが普通になっています。
おそらく昔からこのような生活をしているせいか慣れている部分もあるのでしょう。
そのため、平気で休みなしで働かせようとしてくる可能性があります。
ただ、農業の経験がない人間からすると、このような生活はかなりハード。



今は働き方改革が進んでいるようですが、まだまだ考えが古い農家さんもあると思うので、注意が必要。
採用が決まって現地に行ってから交渉するのは勇気がいることなので、必ず、応募する前に電話で条件を確認しておいた方が良いです。
「月に8日間は休みがほしい」「1日8時間以上は働きたくない」など希望条件があれば必ず伝えましょう!



応募の際に必ず希望は伝えておくべき!行ってから話が違うだとかなり面倒なので!
日給ではなく時給の方が失敗がない
農業の住み込みバイトは時給ではなく日給制の職場も多いです。
ただし、私の経験上、働くなら日給制の職場よりも時給制の職場で働く方が失敗はないです。
というのも、日給制って基本、時給換算すると、低くなる可能性が高いです。



そもそも日給制にする必要ある?明らかに時給分を払いたくないから日給制にしているような気がするのだが。。
農家さんによっていろいろな考えがあると思うので、日給制の方が良いケースもあるのかもしれまあせんが、基本、時給の方が確実に真っ当な給料がもらえるかと思います。
そのため、日給制よりも時給で給料をもらえる求人に応募した方が、失敗のリスクを抑えられるかと思います。
小規模農家よりも大規模農家の方が失敗がない
小規模農家よりも、大規模農家の方が、勤務先選びに失敗するケースは少ないかと思います。
理由は、
- 同じ境遇の住み込みスタッフが複数いると安心
- 住み込みスタッフを雇用することに慣れている
です。
小規模農家だと、オーナーと相性が合わなかったら地獄です。
それに加えて「住み込みスタッフが自分だけ」みたいな状況だと、完全に孤立します。
一方で、大規模農家で住み込みスタッフを複数人雇用するような職場であれば、仲間がいるので、なんでも相談できますし、オーナーも毎年、複数の住み込みスタッフを雇用しているので、職場環境が安定している可能性が高いです。
以上の理由から個人的には小規模農家に応募するよりも大規模農家に応募した方が失敗のリスクは少ないかなと思います。



もちろん、小規模な農家さんの中でも、アットホームで素敵な職場はあるかと思います。ただし、職場選びの失敗のリスクを抑えるなら大規模農家の方が無難かと思います。
初心者は短期から始める
農業で働いたことのない初心者は短期から始めるのがおすすめです。
なぜなら、「初心者だと農業が自分に合っているか確証がないから」です。
私自身、当時21歳だったこともあり、体力に自信はありましたが、それでも、休みなしで1日12時間以上の労働はかなりきつかったです。
それに、私が働いた農家は食事も不満だったし、部屋も個室ではなかったので、仕事以外にストレスを感じることも多かったです。



何よりプライベート空間が一切ないのが辛かった。
初心者の場合「農業の仕事が合わない」という可能性もありますし、そもそも、住み込みの場合「仕事以外の環境にストレスを感じる」なんていう可能性もあります。
そう考えると、基本的には、まず、短期から始めるのが無難かと思います。
「まずは、1ヶ月間くらいから始めて、もしも、「やっていけそう」と思えれば、直接、農家さんと交渉して、期間を延長する」という流れがベストだと思いますね。



できるだけ失敗するリスクを減らしましょう!初心者はまず、短期から初めて農業の仕事を体験してみるのが無難!
ある程度の覚悟をしておく
農業の住み込みバイトへ行く際はある程度の覚悟が必要です。
当たり前ですが、農業の仕事は大変ですし、農家さんはこの期間が勝負です。
そのため、遊び半分で行くのはNG。あくまで仕事として行くことが大切です。



この期間に1年分の収入を稼ぐ農家さんもいるわけなので、遊び半分で来られても困ってしまう。
また、「農家になりたいわけではないけど、農業の仕事を経験してみたい」みたいな人は、3ヶ月以上の求人に応募するのではなく、まずは、1ヶ月程度の求人に応募するのがおすすめです。
まずは、1ヶ月間程度から始めてみて、続けられそうだったら、3ヶ月以上の求人に応募する方が失敗のリスクは減らせるかと思いますね。



私は3ヶ月続けられませんでした。私の経験からも、まずは、1ヶ月程度から始めてみるのが良いかと思います。
周辺環境はGoogleマップでチェックしておく
農業の住み込みバイトへ行く際は、勤務先の周辺環境をGoogleマップで調べておくのも大切です。
特に、1ヶ月以上働くつもりの人は、ある程度把握しておくのが無難。
大規模農家だと、周りに何もないような村もあるので、「近くにコンビニがあるところが良い」みたいなことを考えている人は、必ずチェックしておきましょう!



ちなみに、私の代わりに入った農家の住み込バイトスタッフは1週間で夜逃げしてしまったそうです。
まとめ:農業の住み込みバイトは正直しんどい!
農業の住み込みバイトは正直しんどいです。
体力的にきつい仕事ですし、給料も決して高いわけではありません。
ただし、「農業を始めたい」という人にとってはとても魅力のある仕事。
特に住み込みで働く場合は、農家の仕事を長期間に渡って体験できるため、とても良い勉強になるかと思います。



農家さんと仲良くなれば、農業のノウハウも教えてもらえる!
ただ、農業の住み込みバイトへ行く際は、必ず以下の点を細かく確認しておくべきです。
- 休日の日数
- 労働時間
- 残業の有無
- 寮の環境
- 生活環境
農家さんによって、労働環境が全く変わってくるので、最低限、上記の点は確認して求人応募するのが無難です!



農家によって労働環境はピンキリなので、慎重に求人を選びましょう。
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